「インド刺繍リボン、手にしてみたもののどう扱えばいいか、使い方がわからない……」
「刺繍リボンってどんなものなの?」
そんな疑問にお応えすべく、【インド刺繍リボン取扱説明書】シリーズ記事を始めました!
ひらひら、ぽこぽことしたシルエットがとってもキュートなスカラップタイプの刺繍リボン。
このキュートさに
「ときめきが止まらない!」
という方も多いのではないでしょうか。
でも、こんなふうに変わった形のフチをもつ刺繍リボンって、実際にはどうやって使えばいいんだろう?と疑問に思ってしまいますよね。
この記事では、スカラップ型の刺繍リボンの特徴や使い方を解説します!
もくじ
1.スカラップ型刺繍リボンとは?
当店(刺繍リボンのお店TRIP UTOPIA)では、
・片側がフリルになっているタイプ
・モチーフが連続しているタイプ
の二種類を「スカラップ型刺繍リボン」と呼んでいます。
2.スカラップ型刺繍リボンの構造は?
・片側フリルタイプ
フリルになっている部分はヒートカット(熱でカット)されていて、
モチーフに沿って規則的・不規則な形状に仕上げられています。
一直線になっている側はベースの布地を折り返し、ふちにミシンがかけられています。
・モチーフ連続タイプ
大小の丸い形や六角形のような図形にヒートカット(熱でカット)されているものが多いです。
布のふちがすべてヒートカットされているので、ふちからほつれにくくなっています。
3.スカラップ型刺繍リボンの端処理は?
片側フリルタイプ・モチーフ連続タイプともに、
・布地の場合は布端のほつれ止めを行う必要があり、
・チュール素地の場合は布端の刺繍の箇所のみほつれ止めを行う必要があります。
ヒートカットされいてるふちはほつれにくいですが、長さを調節するためにカットした部分は通常の刺繍リボンと同様に処理する必要があります。
(ほつれ止め液を塗ったり、端を折り返して接着or縫ったりしてください。)
端処理について詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
4.スカラップ型刺繍リボンはどのように使う?
・片側フリルタイプの場合
直線になっている部分を縫う or 接着するのがとても使いやすいです。
ブレードなど他のパーツと組み合わせる場合も、直線部分に上から飾りつけして縫った箇所を隠してしまうとデザイン性が高まります。
・モチーフ連続タイプの場合
a.モチーフのシルエットに沿って縫うor手芸用接着剤で貼り付ける
モチーフ連続タイプの刺繍リボンは、まっすぐ縫ってしまうとリボンが浮いてしまい、ひっかける原因となってしまいます。
そのため、
・シルエットに沿って縫うか、
・手芸用接着剤で全面を貼り付けてしまう
のがおすすめです。
シルエットに沿って縫うのは大変なので、私自身は手芸用接着剤で全面を貼り付けるやり方で布地を装飾することが多いです。
b.モチーフを切り離してワッペンのように使う
モチーフ連続タイプは、「1つのモチーフが連続して構成されている」デザインのが見受けられるものがあります。
この場合、モチーフを丁寧にカットすることで、そのままワッペンとして使えることがあります。
実際にモチーフを切り離してワッペンのように使用しているレシピがこちらです!
おわりに
刺繍リボンとひと口に言っても、素材や形状によってさまざまなデザインが表現されています。
作りたい雰囲気・好きなデザインをめいっぱい活かした作品づくりのため、
私と一緒に知識を増やして刺繍リボンの世界を楽しんで参りましょう!
この【インド刺繍リボン取扱説明書】シリーズ記事では今後も基本的な情報を充実させてゆく予定です!
投稿した際にはTwitterやInstagramにてお知らせをしますので、そちらもフォローいただけると嬉しいです!
これからも皆様のお役に立てるよう、鋭意執筆して参ります!
今回ご紹介した以外にも、このブログではインド刺繍リボンを使った様々なレシピを公開しています!
ここには載せなかったミシンを使ったレシピも充実していますよ。
また、著書『インド刺繍リボンのこものたち』では、ブログでは公開していないレシピも複数掲載しています。
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当ブログでレシピをご紹介している作品の中にもキット商品を展開しているものがございます。
材料選びに困ったり、お手間を減らしたいときにはぜひご活用ください。
皆様も作例・レシピを参考に刺繍リボンをお仕立てしてお楽しみください!
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