おでかけのお供に、バッグにサッと本を忍ばせる…
そんなとき欲しくなるのがブックカバー。
本を守ってくれるだけでなく、お気に入りのデザインだと気分も上がりますよね。
今回ご紹介するのは、好きなサイズで作ることができるブックカバーです!
文庫本も新書も、様々なサイズの書籍に対応できるので、ふだんよく読まれるサイズの本に合わせて作ってみてください!
もくじ
材料と道具
・刺繍リボン 好きなだけ
・布地 作り方1に記載の用尺を満たす分だけ
・その他の装飾(ブレードやレースなど) 好きなだけ
・裁縫道具
・アイロン
なお、このブックカバーでは「右開きの本(縦書き)」を想定しています!
※縫いしろは全て1cmで縫ってください
作り方
1.本のサイズに合わせて布地を裁断する
・本体パーツ(表布・内布各1枚ずつ)
たて:書籍の縦の長さ+あそび1cm+縫いしろ2cm
よこ:(書籍の横の長さ×2)+背表紙の厚さ+折り返し部分14cm+縫いしろ2cm
・バンドパーツ(1枚)
たて:書籍の縦の長さ+あそび1cm+縫いしろ2cm
よこ:5cm
2.本体パーツを準備する
a.本体パーツを中表に重ね、片側の端を2か所切り落とす
短辺側は端から4cm、長辺側は端から5cmの位置を結んだ線でカットする
b.表布に刺繍リボンやレースを飾り付ける
カットしていない側の端から8cm~18cmの間(この範囲が表紙の面になります)に飾りつけをしてください。
縫っても、手芸用ボンドで貼ってもOK!
3.バンドパーツを縫う
a.バンドパーツを中表に畳んでわきをぬう
b.表に返し、両わき端から2~3mmの位置にミシンをかける
c.内布の表側、カットした短辺側の端から10cmの位置にバンドパーツを仮縫いする
端から5mmの位置にミシンをかける(手縫いでも可)
4.本体パーツを縫う
a.表布と内布を中表に重ね、カットしていない短辺を縫う
縫い終えたら必ず縫いしろを割っておく
b.縫った位置から7cmの位置でM字に折りたたんでアイロンをかける
d.返し口を残してわきを縫う
e.表に返して返し口を縫い閉じる
手縫いで縫い目が見えないように縫い閉じても、ミシンで縫ってしまってもOKです!
5.全体にアイロンをかけて細部まで形を整える
目打ちなどを使ってしっかりと四隅の角を出し、縫い目に合わせて直線部分を整えたら完成!
きれいに仕上げるコツ
この作品を作るときは、縫いしろを丁寧にアイロンで割ると美しく仕上がります。
作り方の説明にも指示を書きましたが、工程4-aできちんと縫いしろを割ることで、次の工程がやりやすくなります。
また、返し口を縫い閉じるときも、縫う前にアイロンで形を整えるときれいに仕上がります!
縫い終えた後も、全体にアイロンをかけて仕上げています。
アイロンをかけなくても形としては完成ですが…
実際に本にかぶせてみると、布地があそんでしまっているのがとても気になりました。
ブックカバー自体はシンプルな構造なので、ぜひアイロンを使ってワンランク上の仕上がりを目指してください!
使用する布地について
布地は薄手のシーチングと綿麻キャンバスの2種類を使って製作しました。
厚みのある布地を使うと、刺繍リボンの厚みと合わせるとかなりゴワゴワしてしまうため、
比較的薄手の布地を選びました。
シーチングと布地の刺繍リボンの組み合わせは、
布地が重なるところは少々厚みが出ましたが違和感はなく及第点です。
シーチングの薄さが気になるという場合はもう少し厚みのある布地を選ぶか、
薄手の接着芯を併用してください。
ちなみに、布地ベースの刺繍リボンよりもチュール素地の刺繍リボンの方が
布地と組み合わせたときにごわつきが出にくいです!
綿麻キャンバス生地(シーチングよりもやや厚みあり)は、
チュール素地の刺繍リボンとのバランスがとても良かったです!
今回ご紹介した以外にも、このブログではインド刺繍リボンを使った様々なレシピを公開しています!
ここには載せなかったミシンを使ったレシピも充実していますよ。
また、著書『インド刺繍リボンのこものたち』では、ブログでは公開していないレシピも複数掲載しています。
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材料選びに困ったり、お手間を減らしたいときにはぜひご活用ください。
皆様も作例・レシピを参考に刺繍リボンをお仕立てしてお楽しみください!
もし素敵なお仕立てができましたら、twitterやinstagramでハッシュタグ「#刺繍リボン誂え品」をつけて投稿していただけるととても嬉しいです!